大手コンテナ船会社、スエズ運河の通航を中止へ

2023-12-25

イスラエル・ハマス紛争からイエメンの武装組織による船舶への襲撃が相次ぐ中、
世界の大手コンテナ船会社は、 スエズ運河につながる紅海経由の運航停止を決めた
と報じられています。

▼日本のONE(オーシャン・ネットワーク・エクスプレス)も同様の決定をしました
アジア―欧州航路をスエズ運河経由でなく南アフリカ喜望峰経由に遠回りをすることで、
コストアップだけでなく、往復で2週間強のスケジュールの遅れや、
ハブ港での混雑が予想されています。

▼コロナ禍のさなかに起こった「スエズ座礁事故」を思い出します
コロナ禍で空コンテナの回転率が悪くなっていることが問題となっていた2021年春先に、
コンテナ船「Ever Given」がスエズ運河で座礁した事故がありました。

この座礁事故で長期間にわたり、スエズ運河の通航ができなくなり、
運航スケジュール遅延の拡大や空コンテナ回送などに大きな影響が生じました。

今回も、同じスエズ運河・欧州とアジア・日本への大動脈であり、情勢を注視しましょう。

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