航空貨物が動き始めている?

2020-06-01

「成田の国際貨物便の発着回数が過去最多に」
つい最近の読売新聞にこのような見出しの記事が出ていました。

・4月の発着回数が2812回となり1978年5月の開港以来、最多となった
・今年2月以来、旅客便は激減したのに対し、
・貨物便は1月から増え続けて、旅客便の発着回数を上回っている

2019年4月時点、旅客便:15,000回に対し、貨物便:2,000回
2020年4月時点、旅客便:2,200回に対し、貨物便:2,800回
5月も同様で、この逆転現象の差が広がっているとのこと。

▼航空貨物が動き始めている?
圧倒的に旅客便の方が多かったのが大きく右肩下がりで、
4月時点で貨物便に追い越されている旅客便と貨物便の数値がグラフ化されていました。

確かに貨物便が増えていることは事実ですが、
今までの航空貨物はかなりの量を旅客便で運んでいました。

今回の感染拡大の影響で減便や運航停止に追い込まれた旅客便の穴を貨物便が埋めてきているので、
逆転現象が起きたのでしょう。

2か月近くたまっていた貨物が動き始めているとも言われています。
この貨物便を利用した貨物輸送が本格的な流れになるか判りませんが、
物流が動き始めていることは事実でしょう。 
スペースが足りなくなる=運賃値上げが懸念されます。

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