「不可抗力の影響で」思うこと
2025-12-01
日本人アーティストの中国での公演が中止となる事態が報道されています。
それも、「不可抗力の影響で」との理由説明がされています。
ネット上でも「不可抗力」というワードに注目が集まっているようですが、
貿易取引でも契約法務的によく使われている言葉ですので、
今回のテーマに選びました。(政治的な意図は全くありません)
▼貿易取引で使われている「不可抗力」とは?
貿易取引の契約法務でよく使われ、英語では(Force Majour)と表現することが多いです。
一般的には、台風、地震などの天変地異などでの契約不履行があっても、
不可抗力として、売主責任が免責となる条項のことです。
▼国際物流でもこんな「不可抗力」がありました
コロナ禍の際にドアツードア のサービスをしている一部フォワーダーが
サービスレベルの確約ができないことを想定して
この(Force Majour)を適用して、配達が遅延しても免責としたこともありました。
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