海上・航空ともに大混乱か、中国

2021-09-06

▼寧波港での状況
6月の塩田港に続き、寧波港でもコロナ感染からターミナル閉鎖が起きました。

・コンテナ作業員から感染者が見つかり、徹底的な封じ込めが行われた
・検査の強化、作業員の強制的な隔離・外部との遮断という対策が取られている

幸いにして大混乱は免れているとのコメントもありますが、
寧波港は中国でも上海に次いで第2位、世界全体でも第3位のコンテナ港。
それだけに世界のサプライチェーンへ与える影響は大きく、今後の展開に注目です。

▼上海の空港でも、貨物があふれかえっている
こちらでも感染者発生で貨物地区が一時停止、コロナ対策の封鎖管理で
積み残し貨物を処理できないまま、貨物便の大幅運休と報じられています。

・到着便の激減が出発便の激減につながり、輸出貨物への影響が大きい様子
・上屋の屋外にまで貨物を置かざるを得ない状況で、貨物搭載まで2週間もかかるとか
・中国最大のハブ空港であふれた貨物を受け入れられる他の空港もなさそう

海上輸送も航空輸送も、中国発着が国際物流に大きく影響を与えており、
コロナ禍の大混乱が世界のサプライチェーンへ波及しないことを願っております。

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