海上輸送、最新情報

2021-04-16

スエズ座礁事故を起こしたコンテナ船「Ever Given」が
いまだエジプト当局により差し押さえられていると報道されています。
20,000本以上のコンテナが回転していないことになります。

スエズ事故以前から空コンテナの回転率が悪くなっていることが問題となっていました。
コロナ禍にも関わらず、荷動きが活況を呈していたためです。
そこへ、スエズ座礁事故が起こり、さらに拍車がかかり、
コンテナ船のスケジュールが維持できなくなるなどさまざまな影響が出てきています。

▼物流業界での情報を整理してみました。
・ スエズ運河での滞船そのものは解消されたが、世界的に正常化にはまだ時間がかかる
・  今後6~8週間に渡ってコンテナ供給がタイトになる見通しか
・  少なくとも第3四半半期(7-9月)まで、解消できないだろうとの見方が多い

▼このような状況を反映してか、
・フルコンテナ FCLの船積み予約(ブッキング)対応に時間がかかっている
・混載コンテナ LCLも同様に時間を要しているケースが見受けられる

タイトな需給バランスを反映して運賃の値上がり傾向もさることながら、
スペース確保に3-4週間もかかっており、早めの手配が必要になってるようです。

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