自由貿易について

2021-07-02

『西暦1,000年 グローバリゼーションの誕生 』ヴァレリー・ハンセン著 文藝春秋
この本の表題に興味を覚えて読んで見ました。

15世紀にコロンブスがアメリカ大陸を発見、
この時からグローバリゼーション(自由貿易)が始まった、
と思っていましたが、

実はそれよりも500年も前の西暦1,000年から始まっていた!
北欧・バイキングの進出もあったが、むしろ自由貿易の主役は、アジア であった!

アフリカ東端からインド洋・アジアのほぼ全域での交易が盛んに行われていたとのこと。
自由貿易で交易を開拓してきた先人たちの記録が詰まっている一冊です。

▼日本が目指している自由貿易
アフターコロナに向けて、各国とも自由貿易へのかじ取りを模索しています.。
世界貿易機関(WTO)は依然として機能不全の状態、さらに、米中の対立が常態化して、
インド太平洋戦略と一帯一路構想、お互いに自由貿易圏を拡大しようとしています。

そのような中、TPPの拡大やRCEPなど困難なかじ取りを迫られている日本の通商政策は、
通商白書2021で「自由貿易のあり方をアップグレードしていく」との目標を掲げています。

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