TPPの国内手続きにメド、6月国会会期末までに承認見込み

2018-05-21

意外と早くに、来年早々からTPP協定がスタートするかもしれません!

先週18日の衆院本会議で
「TPP11」の承認案が可決され、参議院に送られました。

衆院通過後30日で自然成立するため、6月20日の今国会の会期末までに
承認されることが確実と報道されています。

TPPは11ヶ国のうち6カ国が国内手続きを終えれば、60日後に発効します。
すでにメキシコが国内手続きを終えており、日本もめどがつき、
あと4か国が国内手続きを終えれば、60日後に発効ということになります。

一部の予想では2019年1月年初から発効するだろうとの見込みもあります。

▼協定が発効すると自動的に関税撤廃になるのではありません

・輸出国の商工会議所で原産地規則に沿った事前の承認手続きを申請、
・承認を得てTPP専用の原産地証明書を申請する資格を取得し、
・毎Shipmentごとに、TPP専用の原産地証明書の原本を輸出者から入手する
・輸入申告の際にこの原本を税関に提示する

輸入取引の場合、輸出者の協力がないとメリットを受けられません。
早めに準備を始めておきましょう。

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