(続き)輸出コンプライアンス(CP)に関する日韓問題について

2019-08-05

▼ いわゆる「ホワイト国」について

新聞・テレビで「ホワイト国」について報道されていますが、
監督官庁の経産省からの通達を共有させていただきます。

この通達には、輸出者として気を付けるべき点がいくつか明示されています。

大韓民国向けの輸出について厳格に運用するため、
輸出貿易管理令別表第3に掲げる地域から大韓民国を削除

・ 迂回輸出等に厳正に対処するとともに、
・ 輸出者に対して自主管理を促す
・ 個別の申請に対しては、「民生用か、第三者への移転がないことなどを一つひとつ審査し、
  問題ない場合は許可する」
とあります。

▼ 輸出者に求められている「自主管理」とは?
輸出取引は原則自由ですが、リスト規制だけでなく、「誰が、どこで、何のために使うのか」
のキャッチオール規制のダブルチェック での 輸出管理が行われています。

輸出契約先と最終需要者とを明確にすることで 、第三者への移転がない ことを証明することになります。
これが、輸出者に求められている「自主管理」です。

▼輸入者は関係ない?
輸出貿易管理令 というと、輸入をしている方には関係ないと思われそうですが、
意外とそうでもありません。

例えば、
・輸入した貨物のクレーム返品で送り返す時
・海外展示会に出展する時
など、
輸出者に対しての自主管理が必要になる貨物もあります。

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