輸出コンプライアンス(CP)に関する日韓問題について

2019-07-16

半導体材料の輸出規制強化をめぐる記事やコメントが
新聞・テレビなどでさかんに報道されています。

かなり間違った報道も見受けられますので、
輸出CPとは?について整理してみたいと思います。

▼輸出するのに法律、なぜ?
すべての輸出者は、不正に貨物の輸出や技術の提供をしないように
法人も、個人も、「輸出者順守基準」(外為法)に則った自主管理、
つまり輸出CP管理を求められています。

▼リスト規制とキャッチオール規制のダブルチェック
輸出取引は原則自由ですが、
一部商品は、事前の審査をしたうえでの輸出管理が行われています。

・貨物・技術スペックの管理( リスト規制)と
・誰がどこでなんのために使うのかの管理(キャッチオール規制)
のダブルチェックで審査が行われます。

経産省では、定期的にこの輸出管理体制の見直しを行ない、
規制の追加・削除・改正が行なわれています。

だいぶ以前から韓国向け輸出について経産省の調査が進められており、
実質的にホワイト国扱いではないと認識しておりましたので、
今回は、その一環としての規制強化ととらえるべきだと思います。

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