MIPROセミナーのご報告
2016-02-11
「混載貨物を利用するには ~小口輸入 初級者のための物流講座~」と題したMIPROセミナーが、
1/29に行われました。
セミナー開催報告はこちら
混載便のABCについて皆さんと情報共有させていただきました。
国際物流の議論になると「最適物流とは?」の疑問があります。
「準最適をよしとすべき」との意見もあります。
動植物はどのように環境に適用しているのでしょうか?
渋滞学を研究している生物学者は、蟻(アリ)の知恵を紹介しています。
・あれだけたくさんで移動しているのに「渋滞」をしない
・アリは自律分散的に移動し、全体的な秩序を作れる
・フェロモンを出しながら移動するためお互いがぶつからない
だから渋滞をしないとか。
GPS機能のようにアリは周辺情報を知ることで全体がわかるようです。
ブナの木を研究している生物学者も自然界の知恵を紹介しています。
・ブナの木は翌年の開花量をコントロールできる
・花を咲かせるか葉っぱになるかを決めるのは、前の年
自然環境に合わせて咲かせる花の量を決める制御力をもっているそうです。
環境が変わる中でどのように制御できるのでしょうか。
自然界の変化を受け入れられるよう一定の無駄を繰り返しているためだそうです。
このようなさじ加減というか試行錯誤の連続で自然環境に合わせているのでしょう。
・最適をめざしてやってきた結果、準最適な姿に近づいていくのではないか。
・「ゆるいモデル」でいいのではないか。
国際物流でも、人生の過ごし方でも、
自然界の知恵が大いに示唆に富んでいるのではないでしょうか。