「原産地」と「原産国」の違いとは?

2017-10-10

食品の表示では「原産地」と「原産国」が使い分けられています。

・「原産地」とは、貨物が実際に生産・製造された国
 つまり、原料原産地のことです。
・「原産国」とは、実質的に製品の生産が行われた国、
 つまり、最終加工地のことです。

中国原料を輸入、タイで加工した場合、
「原産地・中国」「原産国・タイ」となるようです。

▼貿易取引で使う「原産地」は、意味が違う?
貨物の原産地を証明する書類を商工会議所が証明しています。
貨物の最終加工地、つまり貨物の国籍を証明する「原産地証明書」です。

食品表示の例から考えると、
「原産国証明書」といったほうがよいように思えますね。

▼Made in xxxを決めるための規則とは?
「原産地証明書」を発行するために、
Made in xxxを決めるための原産地規則が細かく取り決められています。

大枠合意したEU日本EPA交渉について、
最新情報では2017年末までに最終合意を目指しているとのことです。

原料調達・製品加工が国際分業になってきています。
複数国にまたがっているケースも増えています。
それだけにMade in xxxを決める「原産地規則」が重要となっています。

#35 「EPAで取り決められている原産地規則とは?」
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