EU Japan EPAに特化したワークショップのご報告

2017-09-25

先週からEU Japan EPAに特化したワークショップがスタートしました。
3回シリーズの第1回:
#34 「EU Japan EPAの大枠合意の中身と対応すべきこととは?」

初回の#34ワークショップでは、
「譲許表」が実務で重要になることを情報共有しました。

▼譲許表とは?
WTO協定では、すべての品目が対象ですが、
EPA協定では対象となる品目がすべてではありません。
どの品目の関税を撤廃・削減するかを取り決めたのが譲許表です。

譲許表、英語では Schedule for Tariff concessions といいます。
concessions=譲許する=関税を削減するという意味です。
簡単略して、「タリフスケジュール」と呼ばれています。

▼譲許表から見えてくるもの
この譲許表を調べることで、輸出もしくは輸入したいと考えている
物品の関税率と今後の削減スケジュールを確認することができます。

譲許表、今回のEU Japan EPAで初めて導入されるのではありません。
以前から多くのEPA協定の付属書として使われています。

今回のEU Japan EPAはまだ大枠合意で譲許表が公表されていません。
そのため、すでに2011年からEUとEPA協定を結んでいる
韓国EU EPA協定の譲許表を参考にみなさんと情報共有しました。

#35 「EPAで取り決められている原産地規則とは?」
#36 「EPAで取り決められている特定原産地証明書とは?」
2017年Autumnワークショップのお申込みは、こちらへ:

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